CODE-2『E-Valias』「これは少し不利・・・だな」ジェインは、イヴァリアスと対峙しながら言った。 イヴァリアスはすでに周りのヴァリス全てを潰していた。 「言っただろう、貴様らは私に勝つことすら出来ないのだ。」 見下すようなセリフだったが、ジェインはあえて聞かなかった。 「あのRMAは一体・・・?」 ********************************************************* 『システム-Hadesを復旧しました。』 「よし、これで・・・」 ********************************************************* 「・・・まさかこんなに強いとは・・・」 ジェインはイヴァリアスと戦っていた。 性能的にもイヴァリアスの方が格段に上である。 現在の標準型ヴァリスで勝てるわけはないが・・・ 「どうした、その程度か?」 ジェインは笑った。 「その程度、の障害を乗り越えられない奴が、たいそうな口をきくもんだな。」 イヴァリスはその言葉を気にはしなかったが、次の言葉から態度が豹変した。 「このくらいの障害・・・・そうだな。」 「・・・ッ?!」 次の瞬間、何が起きたのか、ジェインには理解が出来なかった。 イヴァリスが何か言った後、どうやらジェインのヴァリスを攻撃していたらしいのだ。 直後にジェインは、イヴァリアスが油断している間に逃走する。 「まさかこうなるとは、な・・・ロディス、お前も無事でいろよ・・・!」 イヴァリアスはそれを確認し、嘲笑う。 「仲間を見捨てて逃げる、か・・・こういうものなのだな、人間という奴は!」 ********************************************************* 「ジェインがやられた・・・のか・・・」 [どうするつもりだ?] 「決まってるだろう・・・奴を倒すんだ・・・」 [ならばこれを使え。タルタロス、[冥界の鍵]だ。] 「タル・・・タロス・・・」 ********************************************************* 「・・・・ほう、まだ動ける機体があったか。」 イヴァリアスはHadesを見る。 しかし、Hadesは逃げようともしない。 「諦めたか・・・良い判断だ・・・」 Hadesに近づいた時、イヴァリアスはある事に気付いた。 「・・・!」 イヴァリアスの胸部装甲は斬られていたのだ。 Hadesの持つ黒い大きな刀で斬られたのだろう。 「イヴァリアス・・・貴様はこの場で・・・!」 その時、イヴァリアスは不敵に笑った。 まるで自分が勝てると暗示するかのように。 「いいだろう、かかってくるがいい・・・」 ********************************************************* 【報告】CODE-2『E-Valias』を復元しました。 |